黒ココアさんのメモ置き場

メモを置いたり置かなかったり

AtCoder 水色になりました!!!(推し作品紹介編)

AtCoder水色になりました!!!!!

黄色になったやまけー氏が書いてた百合作品紹介編のパクリ
正直、緑が身分相応と思っていたので、とても嬉しいです…7ヶ月…長かった…。
さて、競プロ界隈では色変した時に推し作品を紹介するという慣例があるらしいです。黒ココアさんは新参者なため知らなかったのですが、やはり強い人達に倣って推し作品を紹介していこうと思います。

はじめに

今回紹介するテーマはこちらになります。

丸ノ内サディスティック

今回は、

  • 基本:本人名義で3曲
  • 応用:カバーで3曲
  • 発展:ライブで3曲

上記9本を御用意させて頂きました。1曲でも気に入って頂ければ幸いです。
それでは早速、基本編の方に入りたいと思います。

基本

1.椎名林檎 - 丸ノ内サディスティック

1999年2月24日、無罪モラトリアムより。

music.apple.com

全ての原点にして頂点。セグ木で言うところの根ですよ。self.tree[1]です。椎名林檎女史の1stアルバム「無罪モラトリアム」(1999年)の3曲目。ここから全てが始まりました。…と思いきや、実は2ndシングル「歌舞伎町の女王」(1998年。こちらも有名ですね!!!JR新宿駅の東口を出たら 其処はあたしの庭 大遊戯場歌舞伎町)のカップリングで、「実録 -新宿にて- 丸の内サディスティック〜歌舞伎町の女王」というタイトルで弾き語りメドレー形式で発表されてるものなんです。

イントロの「1…2…ワンッ!!!」は、師匠こと亀田誠治氏の声ですね。師匠のカウントと、林檎女史、河村カースケ氏のハンドクラップ。そこから一瞬溜めたかと思えば、鍵盤ハーモニカとスネアで一気に引きずり込まれます。
鍵盤ハーモニカも、ピアノも、この曲に関しては椎名林檎女史が担当しております。無罪モラトリアムリリースの頃から、既にマルチな才能の片鱗を魅せておりました。 …当時20の小娘の、1stアルバム収録カップリング曲でピアノ:椎名林檎女史、ベース:亀田誠治師匠、ドラム:カースケ御大なんて贅沢ですね。素晴らしいです。ゴージャスが過ぎる。 そしてこのリフは親の声より聴いたフレーズ。まだ「東京は愛せど何もない」んですよ。東京を「愛せど」。ここ大事ですよ。テストに出ます。
「リッケン620頂戴」このリッケン620が、リッケンバッカーの620というギターの名前だと存じている方は多々居るかも知れませんが、この歌の中では、林檎女史のギターではありません。 そう。BLANKEY JET CITYのVo.浅井健一。通称ベンジーのギターですね。こちらが欲しい、との事ですね。黒ココアさんは水色のデューゼンバーグが欲しいです…!!! 「御茶ノ水」のギターショップでのお話でしょうか。そう、ここ。「丸サステップ」。ハイセンスな皆様であれば、きっとご存知でしょう。はぁ。美しい。 林檎女史、10年以上のクラシックバレエ経験をお持ちのため、要所要所で出ちゃうんですよね。ステージでの立ち振舞に、美しさが。

この辺りまで書いて、とんでもない分量になる気配がしたのでそろそろ1曲目の紹介はこの辺りで切り上げたいと思います。

2.丸ノ内サディスティック (EXPO Ver.)

2009年6月24日リリース、三文ゴシップより。

music.apple.com

さぁ、10年越しのアレンジです。
こちら、編曲・コーラスには東京事変のギタリストとしてお馴染み、浮雲氏が。また、プログラミング枠(打ち込み・レコーディングetc?)として井上雨迩氏。コーラスに追加で、浮雲のお友達のジャンボこと三浦淳悟氏が参加しております。
オリジナルのバンドサウンドとは打って変わって、賛美歌のようなイントロから始まる音数の少ないごくシンプルな打ち込みR&Bの雰囲気。結構好き嫌いは分かれそうですが、黒ココアさんは大好きです。はぁ格好良い…。こういったR&B風のシンプルでダウナーな曲、大好きなのです。本当。良き。

林檎女史と浮雲氏の組み合わせといえば、TOTOのGeorgy Porgyをコピーした邪っていうユニットがあってですね。これが凄い良いんですよ。(脱線)

個人的な一推しポイントとしては、2番サビ(1:40~)の「It Kurt would beat(HAHA) my Gretch, I(HAHA) think I'd fly」の「HAHA」なんですよ。1回目のHAHAは、浮雲氏、2回目はジャンボ氏。もー…コーラス良すぎる…最高格好良い…!何なんですかね、この、格好つけてないのに格好良いの…素材が良すぎます…。

3.丸ノ内サディスティック(neetskills remix)

2019年11月13日リリース、ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜より。

music.apple.com

前回のアレンジから更に10年。neetskills氏がremixしたものになります。 EXPO verを元に、一気に今風のダンサブルな装いを見せつけて来ました。勿論重厚なコーラスは残して。 この曲、初出は椎名林檎(生)林檎博'18 -不惑の余裕-のエンドロールで突然出てきたんですよ。 Mummy-D浮雲トータス松本宮本浩次、レキシといった大物ゲストを何名も従えてのライブ。 女王様が降臨された約2時間の最高なライブを満喫して、火照った身体を冷まそうと気を緩めた瞬間に流し込まれるneetskills remix。この3分間は永いようで一瞬でした。 いやもう、もう…!!!公式が載せてる動画じゃないのでリンクは張りませんが!!!勝手に探してみてください!!!
是非これはもう映像でも見てほしい…はー…えー…格好良い…何これみんな格好良い…!!!20年前に、硝子を叩き割った看護婦が、大遊戯場歌舞伎町の女王の娘が、何処からどう見ても女王様。何処からどう見てもクイーンです。 ショートの林檎女史可愛いなぁ。1カットだけどヒィ様も格好良い…!!!あとね、ねこ氏の笑顔が可愛い。

応用

4.丸ノ内サディスティック(UNCHAIN)

Love & Groove Deliveryより。

music.apple.com

一気に雰囲気も変わって男性Voカバーで御座います。 こちら、After Hoursでお馴染みUNCHAINのカバーになります。 初めて聴いたとt機の衝撃は忘れられませんし、今聞いても色褪せない…。 時間を掛けて、ジャズをゆっくりとお鍋で煮込んで濃い飴色になるまで煮込んだような…。 UNCHAINの独自色で塗りつぶしつつも、原曲に対するリスペクトが熱く感じられるそんな1曲です。 谷川さんのVoがまた上手で…はー…格好良い…。 neetskills remixとは違い、横乗りでゆるく踊れるビートがたまりません。

5.丸ノ内サディスティック(Fujii Kaze)

www.youtube.com

続いてこちらも男性Vo。 昨年の紅白歌合戦でぶちかましてくれた岡山の問題児、藤井風氏のカバーです。 ベースは東京事変のものを、鍵盤1本一発撮りでタイトル通りしっかり綺麗に轢き逃げされていきます。 歌いだし直前の右手が格好良い…!!!この跳ね回るピアノも、アンニュイなハスキーボイスも、藤井風にしか成せない技ですねぇ。彼もまた、自分の色をしっかりと見せつけてくれます。 いきなりこんなピアノで轢かれて、落ちない女性は居ないでしょう…それくらい格好良い…!!!

6.丸ノ内サディスティック(宇多田ヒカル&小袋成彬)

アダムとイヴの林檎より

Fruit Défendu

Fruit Défendu

  • Various Artists
  • J-Pop
  • ¥2139
music.apple.com 伝説の"EMIガールズ"でもお馴染み、宇多田ヒカル女史のカバーになります。やはり東京の巷には、彼女の声がよく似合います。 EXPO verともneetskills remixとも違う、どこかラテンを感じさせる打ち込みのドラムパターンと、シンプルで何も邪魔しない打ちっぱなしなピアノ。ここまでアレンジを替えても、原曲が残っているし、かと思えば原曲とは全く違った曲にも聞こえるし…。大好きなアーティストが大好きなアーティストの曲をカバーしてくれるのは、とても幸せです。
要素も少なく、引き算に引き算を重ねた芸術。これが名曲へと昇華されてるのはやっぱり宇多田ヒカル女史の技量なんでしょう。
小袋成彬も、宇多田ヒカル女史に負けず劣らず、「添え物」になってなく、しっかり対等に歌を紡げているの、素晴らしい。 またこのアルバム自体が名盤過ぎてですね。スピッツの草野さんとか、レキシさんとか、藤原さくらちゃんとか、たじまさんとか、帰らちゃんとか、三浦大知くんとか、RHYMESTARとか、井上陽水氏とか、もう、色々…すっごいゴージャスなトリビュートアルバムなんですよ。これはもう買い得の1枚です。

発展

7.丸ノ内サディスティック(椎名林檎 下剋上エクスタシー)

www.amazon.co.jp

ライブ版の選定で物凄く時間がかかりました。だってどれも素敵なので…!!! ウルトラCとか!!!our musicとか!!!もうどれもこれも好きすぎて…正直丸ノ内サディスティックだけを延々聴いて12時間楽しめるタイプの人間です。

こちらは林檎女史、初期の頃のライブである下剋上エクスタシー内での一幕になります。 イントロぶっちぎり、真っ白な入院着の装いで頭から歌入り。 この辺りから徐々に「東京は愛シャドー」になってきてるんですねぇ。 はー!!!モヒカン師匠!!!懐かしい!!!格好良いー!!!ドラムはこの時はカースケさんではなく、村石さん。格好良い…!!!ギターは林檎女史の元旦那様、弥吉氏。この方のギターも格好良いのです。林檎女史だけが入院着で、バックの奏者は全員白衣、カメラマンの女性はナース服、ステージの上はまさに集中治療室です。 若々しく、刺々しさも感じる歌声に黒ココアさんも、ご多分に漏れず患者になりました。中毒です。

8.丸ノ内サディスティック(東京事変 Just can't help it)

www.amazon.co.jp こちらは所謂二期事変でのライブツアー、Just can't help itからの1曲です。 東京事変はカバー枠に入れるか悩んだのですが、御本人歌唱のため、ライブ枠で1本紹介させて頂きました。

回を重ねる毎にアレンジの練度もマシマシになるのですが、この辺りで1つの形として事変ジャズアレンジがまとまったイメージです。 白のファントム格好良いよぉ…ウッドベースも格好良いよぉ…うう…あー…もう無理…。 「東京は愛シャドー」(shadow!)はー、格好良い。このボサ・ノヴァ感感じるサビ、好きぃ…。 りんごちゃん小指立ってるの、凄く可愛いですよね…!!!今回のライブではカジュアルな格好での林檎女史。 しかし、立ち振舞や丸サステップ、旗の振り、キャノンケーブルのさばき方、女王。 そうなんですよ。東京事変椎名林檎女史のバンド、ではないのです。いやまぁ合ってるといえば合ってるんですけども。 より正確には、東京事変椎名林檎女史と、4人の従者達、になります。

9.丸ノ内サディスティック(椎名林檎と彼奴等の居る真空地帯)

www.amazon.co.jp

歌舞伎町で母が居なくなってから約20年。和服も着こなせるような素敵なオトナになりました。年上の男性だって4人も従えて女王様やってます。そんな林檎女史のオフショット。 そんな色気。 もう、更に、ジャズ。これが大人の色気。不惑の余裕。濃厚な色気。濃密な色気。 咽返る程の色気に呑まれて息さえままならない…正に真空地帯。 この作品を語るための言葉を、黒ココアさんは未だ持ち合わせていません。 あと7年もすれば、こんな格好良い大人になれるのでしょうか。どう考えてもこの境地にたどり着くのにあと4*1018年は必要な気がします。人生のTLE。

最後に

ここまで読んでいただいてありがとうございます。 今回紹介した9曲の中で、気に入っていただけたものは御座いましたでしょうか。 お気に入りの丸ノ内サディスティックが見つかれば幸いです。

次の色変記事は何を布教しようかな…!!!(N年後)